あの日、畳の上にいた子どもが、先生になって戻ってきた|第16回スポーツひのまるキッズ近畿小学生柔道大会

おおきにアリーナ舞洲 開会式の全景

▲ 畳の海が広がった、大阪・おおきにアリーナ舞洲

あの日、畳の上にいた子どもが、先生になって戻ってきた。

今年の夏、私たちが大阪の畳のそばで立ち会わせていただいたのは、そんな景色でした。

チョイスジャパンには、「しあわせ活動」と呼んでいる取り組みがあります。大それたことはできませんが、日々いただいているご縁を、できるかたちで地域や社会にお返ししていきたい。そんな気持ちで、日常のなかで少しずつ続けている、地味な活動のあつまりです。

そのひとつとして、私たちがおよそ10年、協賛を続けさせていただいている大会があります。

『第16回スポーツひのまるキッズ近畿小学生柔道大会』。2026年8月9日、大阪市此花区の「おおきにアリーナ舞洲」に、全国から約860組の親子が集まりました。そしてこの日、私たちが応援させていただいてきた10年ほどの時間が、思いがけない景色を運んできてくれました。

あの日、畳の上にいた子どもが、先生になって戻ってきた

今大会の講習会にあたってくださったのは、日本のトップで戦ってこられた5名の先生方でした。

講習会にあたってくださった5名の先生方

▲ 講習会にあたってくださった先生方
(写真左から:青井久幸先生、丸山城志郎先生、近藤優子先生、長谷川瑞紀先生、桑形萌花先生)

青井 久幸 先生
全日本学生体重別選手権優勝、オランダ国際優勝。ひのまるキッズでの指導は90回を超え、大会最多参加の大人気講師。
丸山 城志郎 先生
2019年・2021年 世界柔道選手権 2連覇。グランドスラム3度優勝。2025年に現役を引退され、現在は国内外で柔道の指導に携わっておられます。
近藤 優子 先生
全日本実業個人選手権3連覇、2010年講道館杯3位。現在は東亜大学女子柔道部監督。
長谷川 瑞紀 先生 — 近畿大会OG
京都府出身/JR東日本柔道部
2026年皇后盃全日本女子柔道選手権 第3位入賞。
桑形 萌花 先生 — 近畿大会OG
兵庫県出身/パーク24柔道部
2022年講道館杯優勝。2023年・2026年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 優勝。

一流の先生方の話に正座で聞き入る子どもたち

▲ 一流の先生方の話に、正座で聞き入る子どもたち

そして、この5名のうち、長谷川瑞紀先生と桑形萌花先生のお二人は、じつはこのひのまるキッズ近畿大会に、小学生時代に選手として出場されていた大会のOGでいらっしゃいます。

およそ10年前、この畳の上でお辞儀をしていたであろう小さな女の子たち。その方々が、いまは指導者としてこの同じ場所に立たれ、次の世代の子どもたちに、礼と技を伝えておられる。

この大会という一つの場所を、時間は、こんなふうに静かに流れていくのですね。私たちがささやかに応援を続けさせていただいてきた10年ほどのあいだに、この畳の上には、"時間のバトン"というほかない循環が、たしかに生まれていました。

憧れの先生のサインを両手で受け取る子ども

▲ 憧れの先生のサインを、両手で受け取る子ども

サイン会にできた長い列の先で、色紙を胸に抱きしめて席に戻っていく子どもたち。その姿は、私たちが応援を始めさせていただいた頃、この畳の上でお辞儀をしていた長谷川先生・桑形先生の小さな頃と、地続きの景色なのだと思います。時間はこの畳の上を、こうやって静かに流れているのだと、あらためて感じさせていただきました。

およそ10年、この畳のそばで積み重ねてきた時間

開会式で整列する子どもたち

▲ 開会式で整列する子どもたち

日時:2026年8月9日(日)
会場:おおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市此花区)
主催:大阪府柔道連盟/一般社団法人スポーツひのまるキッズ協会
参加規模:近畿を中心に、全国から約860組の親子

私たちがこの大会の協賛を始めさせていただいてから、およそ10年になります。年に一度のこと。私たちができるのは、本当にささやかなことです。それでも欠かさず続けてきたのには、理由があります。

畳の上に並ぶ子どもたちの、まっすぐな背中と、それを見守るご家族のあたたかい眼差し。ここには、私たちが「しあわせ家族生活」という言葉で届けたいと思っている情景が、いつも同じ形で集まっているからです。

試合を終えた子どもに寄り添う大人

▲ 試合を終えて、寄り添う大人のそっとした手

そして、ひのまるキッズという大会の、私たちが特に敬意を感じている点があります。試合の前の礼も、勝ち上がった子どもの表彰台も、必ずご家族と一緒に。子どもだけが主役の大会ではなく、ご家族もまた"畳の上の一員"として迎え入れられている大会。それがひのまるキッズです。

「勝敗の場」というより、「家族の記念日の場」として設計されている、と言えるかもしれません。子どもと、それを支えるご家族が同じ一日を過ごすこの場所は、私たちにとって、"応援するというより、応援させていただく"、そんな場所です。

畳の周りにも広がる、支え合いのかたち

今大会は、試合の畳から一歩離れた場所にも、子どもと社会をつなぐプロジェクトがいくつも並んでいました。

ぬいぐるみ寄付プロジェクトのブース

▲ ぬいぐるみ寄付プロジェクトのブース(ひのまるキッズ&MAST支援会コラボ)

一つは『ぬいぐるみ寄付プロジェクト』(ひのまるキッズ&MAST支援会のコラボ)。全国から寄せられた思い出のおもちゃが、必要としているどこかの子どもたちのもとへ届けられる取り組みです。

ハナサカスひのまるプロジェクトの寝技体験コーナー

▲ ハナサカスひのまるプロジェクトの寝技体験コーナー

もう一つは『ハナサカスひのまるプロジェクト』の寝技体験コーナー。順番待ちの小さな柔道着が並び、先輩の技を受けようと、目をきらきらさせている子どもたちの姿がありました。

柔道の枠を超えて、子どもの成長・社会貢献・地域のつながりが、一つの畳の上に集まる。私たちの「しあわせ活動」と、根っこの部分で共鳴する場所です。

これからも、この物語のそばに

来年も、私たちはこの大会の協賛を続けさせていただきます。

大それたことはできません。それでも、"がんばる誰かのそばにいる"という「しあわせ活動」の根っこを、この大会でも一年ずつ、静かに続けさせていただきます。

そして、いまこの畳の上でお辞儀をしている小さな子どもたちのなかから、いつかまた、先生としてこの場所に戻ってくる誰かの姿を、私たちも一緒に見届けられたら。それが、私たちがこの応援を続けていく、いちばんの願いです。

▼ 大会のもっと詳しい様子は、スポーツひのまるキッズ公式サイトでご覧いただけます
スポーツひのまるキッズ 公式サイト

スポーツひのまるキッズのみなさま、大阪府柔道連盟のみなさま、そして畳の上とその周りに集まったすべての方々に、心から感謝申し上げます。今年もこの一日を、ありがとうございました🍀

長い記事にお付き合いくださり、ありがとうございました🙏

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