「気を付けて帰ってね」熊本の被災地で受け取った言葉【しあわせ活動】

こんにちは。しあわせ家族生活の岡本です。今日は先日わたしたちが体験してきたことを、少しだけ聞いていただけたらと思います。

2026年7月28日、熊本を震度7の地震が襲いました。テレビの向こうの出来事に、どうしてもじっとしていられず、わたしたちはトラックに水を積んで、下関を出発しました。「今、被災地はどんな状況なのだろう」「この暑さのなか、みなさん大丈夫だろうか」——気がかりばかりが、道中ずっと胸にありました。

変わり果てた、いつもの道

現地に着いて、まず言葉を失ったのは道路でした。地面が隆起し、陥没し、通れない場所がいくつもある。高速道路にも段差ができていました。どこに、何が、どれだけ足りないのか——そんな判断は、毎日現地を歩いている人にしかできません。だからわたしたちは、元サッカー日本代表・巻誠一郎さんの先導で動きました。巻さんとは、日ごろからさまざまな場面でご一緒させていただいてきた仲で、益城の地震、人吉の水害のときにも、何度も一緒に物資を運んできました。今回は、巻さんにご紹介いただいた災害NGO結の前原さんとも合流しました。

▲ 夜、被災地の道を走る

「気を付けて帰ってね」という言葉

いちばん心に残っているのは、水を手おろししていたときのことです。約7,000本(300ケース)のシリカシリカのお水を、1ケースずつ下ろしていると、いつのまにか、被災された方や市の職員の方が、一緒に運んでくださっていました。ご自身がいちばん大変なはずなのに、です。

「ありがとうね、ありがとうね。本当に助かるわ」
「気を付けて帰ってね」

支援にうかがったはずのわたしたちのほうが、あたたかいものをいただいて帰ってきた——そんな、不思議であたたかい気持ちになりました。

▲ 拠点で、みんなで荷下ろしを

なぜ、水だったのか

避難所に届いた水の箱を見て、少しだけ、ほっとしました。聞けば、避難所で必要なものは朝と夜でも変わっていくのだそうです。だからこそ巻さんは、その時々に本当に必要な分を、必要な場所へ届けられるように動いています。わたしたちも、その連携の中で水を配らせていただきました。水は、暮らしのいちばん近くにあるもの。だからこそ、まっさきに運びたいと思ったのです。

▲ 避難所に届いた水

巻さんは今回、必要なときに必要な分を届けるための「災害支援寄付金」の受付を始めています。支援の形をお考えの方は、巻誠一郎さんの発信をご覧ください。

日が暮れるまで、まわりつづけて

避難所から避難所へ、必要な数を確かめながらまわるうちに、いつのまにか日が暮れていきました。オレンジ色に染まる道を走りながら、胸の中はずっと、この土地とみなさんのことでいっぱいでした。

▲ 被災地をまわる途中、日が暮れていきました

わたしたちにできること

宇城市・氷川町では、いまも多くの方が家を失い、先の見えない日々を過ごしていらっしゃいます。かつての益城で、人吉で、そして今回も。熊本のみなさんが、一日でも早く、いつもの暮らしに戻れますように。

大それたことはできません。それでも、商品を通じて出会えたご縁を、できるかたちでお返ししていけたら——わたしたちはその思いを「しあわせ活動」と呼んで、これからも、静かに続けていきます。