地域猫のために動く人たちに、心を動かされて|第3回猫座談会レポート

座談会に参加して、心が動きました

こんにちは。しあわせ家族生活の小川です。2026年9月16日、私たちの本社2階講堂で開かれた「第3回 猫座談会」に参加してきました。保護活動をされている方々や、TNR手術を担当されている佐藤先生のお話をうかがいながら、いろいろなことを感じた一日でした。

座談会に参加するみなさんのようす

▲ 熱心に耳を傾ける参加者のみなさん

40匹以上の猫がいた家、目に染みたにおい

会場で見せていただいた映像の中に、忘れられないものがありました。高齢の方が暮らすお宅で、気づけば猫が40匹以上になっていたという現場です。ご家族が元気なうちはお世話ができていたそうですが、その後、特に糞尿のお世話が立ち行かなくなっていったといいます。映像には、目に染みるほどのアンモニアのにおいに満ちた部屋が映っていました。

それでも、映っている猫たちはみんな、人によくなついていました。

きっと、大事に愛情を注がれて飼われてきたんだろうな、と感じました。それでも、愛情だけでは管理しきれなくなってしまう瞬間がある。そのことを、今回はじめて知りました。

お金がかかる、それでも続ける人たち

会場では「福祉の側で気づくきっかけはあるはずなのに、プライバシーの問題ですぐには行政に伝えられないこともある」というお話も出ていました。人と人の見守りや、ちょっとした声かけが大事だとわかっていても、それを続けていくのは簡単なことではないんだろうな、と感じました。

そしてもう一つ、印象に残ったのが「お金」の話です。多頭飼育の現場をきれいにしようとしても猫を避難させる場所がなかったり、避妊・去勢の手術にも費用がかかったり。参加者の方が、行政から「ペットホテルを利用したら」と言われたというエピソードを話してくださったのですが、何をするにもお金がかかるんだ、というのが率直な感想でした。

🐾 佐藤先生への質問コーナーより
「オス猫は産まないから去勢は不要と言われた」――そんな誤解に、どう向き合えばいいですか?という質問に、佐藤先生が丁寧に答えてくださいました。

4か月かけて外に出た犬が、災害救助犬に

そしてもう一つ、心に残ったのが犬の映像です。保健所にいたその子は、抱っこされただけで体を固くして震えてしまうほど、人が怖かったようです。「もう普通の家では飼えない」と言われていたそうです。でもこの団体さんは諦めませんでした。毎日少しずつ、少しずつ。外に散歩へ出られるようになるまで、4か月もかかったといいます。それから数年が経ったいま、その子は人の命を救う災害救助犬として働いているんだそうです。

このお話を聞いたとき、思わず胸が熱くなりました。

「まだまだ知らないことが多い」と気づいた一日

今回、座談会に参加させてもらって、自分がいかに知らないことばかりだったかを実感しました。地域の猫のこと、TNRのこと、そしてそのために動いている人たちのこと。知らなかったことを知れただけで、少し世界の見え方が変わった気がします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。